大勢の作業員の方々が働く建設現場で安全かつ効率良く作業を進めていくためには、現場全体でコミュニケーションをとることが非常に重要です。ですが、作業をしながら連絡を取り合ったり、リアルタイムな情報共有を行うのはなかなか難しいですよね。そこで、今回は円滑なコミュニケーションを可能にするBonxのサービスについてご紹介いたします!
知ってた?近年話題の“音声DX ”
突然ですが、みなさまは音声DXという言葉を耳にしたことはあるでしょうか。音声DXとはDX(デジタル・トランスフォーメーション)の一つであり、音声を活用したデジタル技術を使って、既存のサービスや業務を改善する取り組みのことです。詳しく言うと、「音声認識」「音声通信」などを用いて私達の生活や仕事を便利にしてくれるのが、この音声DXです。身近な例で言うとAmazon社の「Alexa」やApple社の「Siri」などが有名ですね。
そんな音声DX技術ですが、実は建設業界でも多くの現場で活用が進められています。今回ご紹介する株式会社BONX(ボンクス)のBONX WORKというサービスもその一つであり、独自のアプリやヘッドセットを使うことによって、建設現場での円滑なコミュニケーションが可能となります。
音声コミュニケーションサービスBONX WORKとは?
BONX WORKでは、独自のグループ通話アプリと専用ヘッドセット(BONX Grip、BONX min)または、手持ちのイヤホンマイクを準備するだけで、最大50人(BONX WORK+利用時)までの音声主体のグループコミュニケーションを行うことができます。グループLINEの会話版(音声版)というイメージをしてもらうと、わかりやすいかもしれません。
利用の流れは非常に簡単で、専用アプリヘ登録後にヘッドセットなどのデバイスを、手持ちのスマートフォンに接続するのみとなっています。普段から使い慣れた端末なので心理的にもハードルが低く、時間をかけることなく、すぐに現場に導入することができます。
いつでもどこでも、ストレスフリーなコミュニケーション
これって、要するにトランシーバーってこと?と思った方もいらっしゃるかと思います。侮るなかれ、従来のトランシーバーでは「コードがあり身動きが取りづらい」「電波が届く範囲でしか連絡が取れない」「ボタンを押さなければ話せない」などの欠点がありました。ですが、同サービスではスマートフォンとヘッドセットはワイヤレスで連結され、さらにインターネット通信となるため、距離を問わず最大50人で普段の会話のようにコミュニケーションを取る事ができます。
このように利便性に優れたサービスではありますが、インターネットを介しての通信となるため、建設現場のネット環境整備が導入に際しては大きな課題となります。解決策はさまざまかと思いますが、1台の機器をLANケーブルにつなげば、配線レスで自由に機器を置いてWi-Fiエリアを広げられる、Bonx推奨のicoCELA(ピコセラ)のメッシュWifiを使ってみるのもいいかもしれません。
このような機能に対して現場からは、
・電話回線を使わないので通信費の削減が期待できそう!
・電話だとどうしてもタイムリーにいかないので、リアルタイムでのコミュニケーションができるのは助かる。
・直接現場に行かなくても複数の現場を遠隔管理できるので、効率的だと思う。
など、作業の大幅な効率化が見込めるという意見が寄せられました。それだけではなく、素早く正確に情報が伝達できるのは安全性の向上にもつながりますので、まさに一石二鳥のアイテムになりそうですね。
安全性の高い“ハンズフリー通話”
同アプリには発話検知機能が搭載されているため、ボタン操作は一切不要で、話し始めると自動的にアプリが「発話を検知」して通信をスタート。話すのをやめると通信をストップします。この発話検知機能は非常に優れており、声だけを正確に判別するため、風切音や騒音などのノイズは相手に届かず、快適に会話することができます。これにより、通話中によって手が塞がることもなく、より効率的かつ安全に作業を進められますね。
また、専用ヘッドセットのBONX Grip、BONX minにはハンズフリー機能だけではなく、ボタンを押している間だけ会話ができるPush to Talkモードも搭載。相手はハンズフリーモードで、自分はPush to Talkモードなど組み合わせも可能なので、ケースに応じての使い分けができます。
業務を効率化する便利な機能がついた BONX WORK+
ここからは最もグレードの高いプランであるBONX WORK+でのみ利用可能な機能についてご紹介します。
文字起こし機能
文字起こし機能とはアプリを通して行った会話を自動的にテキスト化することができる機能のことです。同機能によって、議事録や日報の作成を簡単に行えるようになるだけではなく、会話のログをテキストとして残しておくことで、途中から会話に参加した人が会話の内容を確認することができるようになります。
そして、文字起こし機能を使えば、なかなか手が離せない建設現場であっても、作業中に音声でメモやメッセージを作成することができます。また、トークルーム内でのチャットなどを音声で読み上げてくれる機能もあるので、作業中などの手が離せない場面でも、画面を見ずに内容を音声で確認することができます。
これに対して現場からは、
・現場打合せや議事録作成には時間がかかるので、会話内容をテキスト化出来る機能が非常に便利だと思う。
・会話のテキスト化がどの程度役立つかはわからないが、発展性は感じる。
など、文字起こし機能活用への期待の声が多く寄せられました。文字起こし機能が使えることによって、現場でのコミュニケーションがより正確になるだけではなく、日々の業務の大幅な効率化が期待できますね。
同時に複数のグループを管理
BONX WORK+には、同時に複数のルームの会話を聞いたり、話しかけることができる機能やテキストや音声メッセージ、画像を一斉に送信することができる機能があります。
作業が複数のセクションに分けられている建設現場において、同時にそれぞれのチームで何が起きているのかを瞬時に把握できたり、効率的に情報共有を行うことができる機能は、現場管理を行う方にとって、非常に有用な機能なのではないでしょうか。
用途に合わせた3つのプラン
それでは最後にBONXが展開している3段階のサービスプランについてご紹介します。BONXには、ライトプラン(無料)とBONX WORK(月額962円)、BONX WORK+(月額2200円)の3つのプランがあります。
BONX WORK及びBONX WORK+は、さまざまな業界の現場での使用を念頭において作られた現場向けの有料プランです。同プランは現場向けということで、一般的な機能に加えて、ここまでに紹介してきた業務を効率化するための多くの機能が追加されたものとなっています。
上記画像はライトプランとBONX WORK(Bonx for BUSINESS)のプラン内容を比較したものになります。
まとめ
今回は音声グループコミュニケーションサービスのBONXについてご紹介しましたが、いかがでしたか?同サービスには、現場でのコミュニケーションを円滑にするだけではなく、業務を効率化するためのさまざまな機能があることがわかりましたね。そして、BONXのサービスは現場での利用はもちろんのことながら、プラベートのさまざまな場面でも活躍が期待されます。今回の記事でBONXが気になった方は、是非BONXのHPをチェックしてみて下さい。