建設業にとってホームページの有無は、集客の増減に直結するといえます。この記事では、建設業者がホームページを制作する重要性について、4つの理由をまとめました。そのほか、ホームページを設置する際のポイントも解説します。
ホームページを持たないスタイルはもう古い!建設業も「自社ホームページ必須」の時代へ
建設業を含む多くの業種では、ホームページを開設して顧客の獲得に取り組んでいます。総務省の「平成29年通信利用動向調査報告書(企業編)」を見ると、全業種のホームページ開設状況は89.6%で、建設業の割合は96.8%です。つまり、建設業者のほとんどはホームページを開設しています。
(参照:総務省 平成29年通信利用動向調査報告書(企業編) 平成29年 https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/pdf/HR201700_002.pdf)
では、どのような目的で建設業者はホームページを開設しているのでしょうか。企業全体の傾向を見ると、割合の高い順から「会社案内・人材募集」、「商品・催物の紹介・宣伝」、「定期的な情報の提供」、「申込・届出の受付」が挙げられています。このような傾向を建設業に当てはめると、自社の業務内容や施工実績などを通じて強みや特長をアピールし、相談やお問い合わせ対応などで顧客獲得を実現、さらには人材募集といったリクルーティングに至るまで、幅広く利用されていると言えるでしょう。
なぜ必要?建設業者がホームページを持つ4つのメリット
総務省の調査により、ほとんどの建設業者ではホームページが開設されていることがわかりました。では建設業者がホームページを開設すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。この章では、建設業者がホームページを持つメリットを4つ取り上げます。
自社のサービスや強みを顧客にアピールできる
建設業者がホームページを開設すれば、知らせたい情報を余すことなく伝えられます。インターネット・ユーザーが、
「リフォームで壁を直したい!」
などの明確な目的があって建設業者を探している場合、ホームページがあれば、見込み客に自社の強みや特長をアピールできます。
宣伝や問い合わせ受付も24時間可能。営業コストが削減できる
建設業者がホームページを開設すれば、時間を問わない宣伝・問い合わせへの対応が可能です。見込み客に必要な基本情報や最新情報を掲載しておけば、わざわざ営業マンが説明する手間も省け、より効率的な営業が可能です。一度情報を掲載すれば常に閲覧できる体制が整えられ、費用対効果も高められます。
また、お問い合わせの専用フォームを設置すれば、問い合わせ受付のためにわざわざ人を雇う必要もありません。これなら、現場に出ることの多い建設業者でも外出先から確認・返信ができるため、見込み客の取りこぼしを減らせます。これらの対応は24時間いつでも可能なため、営業コストを大幅に削減できます。
知りたい情報が得られて、企業への信頼感が向上する
ホームページを開設していれば、見込み客が施工を依頼する前に自社の企業理念・過去の実績・利用客の声などを知れるため、信頼感の向上につなげられます。これなら、提供サービスの誤認・無理なセールスによる信頼の低下を回避できるでしょう。
求人広告との相乗効果で、求職者の応募数が増えるかも?!
ホームページを提供していれば、新卒・中途採用の応募者数を増やせます。入社希望者の多くは、まずは会社のホームページに目を通します。求人広告では掲載できる情報が限られているため、詳細な会社情報を確認できません。その点、ホームページを設置し会社の雰囲気・過去の施工例・働いている社員の声などのあらゆる情報を載せていれば、入社希望者に対して豊富な判断材料を提供できます。求人広告で不足する情報をホームページに掲載することでミスマッチを防ぐことができるでしょう。さらに、会社の魅力的な部分を上手にアピールできれば、求職者を増やすことに繋がるかもしれません。
作るならここに注意!失敗しないホームページ制作のポイント
とりあえずホームページを設置しても、前の章で取り上げたメリットは得られません。メリットに繋げるホームページを制作するには、いくつかの注意点を押さえる必要があります。
施工実績は企業の顔に!見栄えのよい写真をたくさん載せよう
建設業者がホームページを制作する際、見栄えのよい写真を掲載することが大事です。スマートフォンなどのカメラで綺麗な画像は撮れますが、自社の技術力や施行実績と連動させるのは難しいといえます。その場合はプロのカメラマンに施工の写真撮影を依頼しましょう。見込み客にとっては、掲載写真も大事な判断材料です。文章より視覚情報のほうが多くを語れることもあります。見栄えの良い写真を載せれば、それに興味を持った見込み客からの問い合わせ・相談件数の増加に繋げられるでしょう。
「お客様の声」は最強のアピールコンテンツ
建設業者のホームページには、利用したお客様の声を載せましょう。リフォームなどの施工依頼は高額な費用が必要なため、お客様はできるだけ失敗を避けたいと考えます。実際にホームページを訪れる方の多くは、利用者の声が掲載されているページを閲覧します。そのため、ホームページには施工実績と合わせて、「お客様の声」も一緒に載せましょう。施工写真がなくてもリフォームなどの施工イメージができるように、可能な限り、利用者の生の声は載せると大きくアピール材料になります。
制作を外注するなら、SEOなどマーケティングに長けた会社を選ぶべし
建設業者がホームページをつくるなら、エリア+施工内容で検索されたときに、ライバルの業者よりも上位に表示される必要があります。しかし、SEOの知識・経験がなければ、上位表示は難しいと言えます。そのため、建設業者がホームページを開設するときは実績と経験を兼ね備えたホームページの制作会社に依頼するとよいでしょう。
ホームページ制作を外注する際は、クライアントの抱える問題解決にフォーカスし、SEOマーケティング分析に基づいた、精度の高いソリューションを提供する会社への依頼をおすすめします。
まとめ
建設業ではホームページ制作が欠かせません。ホームページは見込み客への効率的なアプローチや経費削減、信頼感の向上など、様々な効果が期待できます。しかし、検索エンジンでホームページを上位に表示させるといったSEOマーケティングの知識がなければこういった効果に結びつけにくいでしょう。ホームページ制作は、SEOマーケティングとそれに基づいたソリューション提供で実績を上げる、経験豊富な制作会社への相談をおすすめします。
カシワバラ ・グループの株式会社オリジナルテクストでは、ホームページの設計・WEBデザインなどを手掛け、SEOマーケティングを基に、データ活用・集客・受注の確保にも対応しています。お気軽にお問い合わせください。