本格的な夏到来！気温とともに湿度も上昇、外で働けば汗だくに、室内では冷房のせいで身体が冷えて、体温調節もままならない季節です。家に帰宅しても疲れが取れず、食欲が減退してしまうことも。
疲れているから、億劫だからと料理が面倒に感じる日々では、すぐに食べられる簡単なメニューばかりになっていませんか？体力の落ちやすいシーズンだからこそ、毎日の食事は気を使いたいもの。食欲が増し、パワーもアップするさっぱりレシピで、暑い夏を乗り切りましょう！
疲労回復に役立つ！おすすめ食材＆調味料
暑い日中に体を酷使した後は食欲が沸いてこない…そんな時は味覚を刺激してくれる酢の酸味を取り入れましょう。パワーが足りないと感じた日こそ、エナジーチャージしてくれる糖分とグリコーゲンをより摂取しなくてはなりません。酢は糖分を摂る際に一緒に接種することで、グリコーゲン補給の効果がよりアップ。油分を調和してくれる役割も担ってくれます。
さらにタンパク質の中で最もビタミンB1が豊富な豚肉はおすすめの食材です。糖質を燃やし、エネルギーに変えてくれるビタミンB1は身体を動かしエネルギー消費の多い人にこそ摂取して欲しいもの。一緒に調理すると吸収率が高くなるニンニクや玉ねぎもプラスしてみましょう。
そして果物の中でも水溶性植物の一種であるペクチンが豊富なりんごは、コレステロール値を下げる効果が。腸内環境を整えてくれるペクチンは栄養を存分に吸収し、疲労回復にも期待大の食材と言われています。しかも加熱しても栄養が失われないりんごは夏バテ対策レシピの強い味方。暑さで減退した食欲が進むメニューを、これらのおすすめ食材を使って調理してみませんか？
りんごと酢の力で食欲倍増！さっぱりポーク丼の作り方
材料（2人分）
・薄切りポーク（ロース、豚バラなど好きな部位で）200g
・玉ねぎ半分・・・スライスする
・ニンニク２かけ・・・軽く潰してスライスする
・ネギ・・・小口切り
・片栗粉・・・適量
＜りんごと酢のさっぱりソース＞
・りんご1/2個・・・すりおろす
・酢・・・大さじ２
・酒・・・大さじ２
・醤油・・・大さじ１杯半
・砂糖・・・小さじ２
作り方
①薄切りポークに塩・胡椒（分量外）を振っておく。
②フライパンに油（分量外）を注ぎ、ニンニクを潰してスライスしたものを入れ、弱火で炒めてニンニクチップを作り、油はそのままにして取り出しておく。
③ニンニクチップを取り出したフライパンにスライスした玉ねぎを入れ、柔らかくなるまで炒める。そこへ片栗粉を両面に振った薄切りポークを入れて、両面に焼き目が付くまで炒める。
④玉ねぎと豚肉を取り出し、火を止めたフライパンの中へ＜りんごと酢のさっぱりソース＞の調味料をすべて入れ、ふたをして弱火で沸騰させる。
⑤ソースが沸騰したら、③の豚肉と玉ねぎを再度フライパンへ投入し、ソースと絡ませる。
⑤丼ぶりに具材をソースごと載せ、上にネギとニンニクチップをまぶして完成です！
アレンジレシピを楽しむ
ここでご紹介した「りんごと酢のさっぱりソース」は万能選手。豚肉だけでなく、様々な食材と合わせて変化を楽しんでみてはいかがでしょうか。例えば野菜をたっぷり摂りたい時におすすめなのが、細切りのキャベツをフライパンで軽く炒めて、このソースで和えるレシピ。野菜料理やサラダなど、なかなか量を食べられないという方も、この調理法なら驚くほど箸が進むはず。
また、豚肉以外の肉類でおすすめなのが鶏もも肉です。作り方は薄切りポークと同様で、鶏もも肉を食べやすいサイズにカットして軽く塩・胡椒を加え、片栗粉をまぶしておきます。フライパンで皮をパリッと焼いて内側は軽く炒めて取り出します。
ソースの調味料をすべてフライパンに投入し、弱火で沸騰させたら鶏もも肉を再び入れて煮詰めれば完成！さっぱりしたテイストでありながら、パンチがあってご飯が進む味。おかずにも、お弁当にも最適です。
夏バテ対策は食事から
毎年夏が来るたびに「ああ、また辛い季節がやって来た」と憂鬱に感じる方も多いはず。高温多湿のこのシーズン、食欲減退とは言え食事を抜かしたり栄養バランスを考慮せず簡単なメニューばかりに手を出すのは考えもの。
疲労回復、体力アップのためにも身体に良い食材と調味料を使いこなして、暑い夏を乗り切りましょう！
