真夏の現場ではさまざまな熱中症対策が行われていますが、熱中症の疑いで搬送される方は後を断ちません。今回は熱中症のリスクを抑えるために気をつけたいポイントをいくつかご紹介したいと思います。
はじめに
今年の夏も厳しい暑さが予想されますが、みなさまは熱中症対策はされていますか?自分は大丈夫だと思っているあなた、カシワバラの現場でも熱中症の疑いで搬送される方が増えています。そんな状況を受け、カシワバラでは熱中症に対する規定を設けたので、今回はそれをを踏まえつつ熱中症対策についてご紹介いたします!
熱中症対策の為に気をつけたい3つのポイント!
それではまず、カシワバラで設けられた熱中症ガイドラインに沿って、熱中症対策の為に気をつけたいポイントを3つに分けて見ていきましょう!
1.熱中症対策設備を整える
まず一つ目は、暑さを軽減する快適な環境づくりです!熱中症の原因である暑さや直射日光を軽減する為に、現場では送風機や大型扇風機、エアコン、日さしを設けるなど、熱中症を起こさない環境作りを心がけましょう。そのためには、定期的に作業員同士で意見交換をし、何が足りていないか、どこが危険かなどを話し合うことが非常に重要です。
2.熱中症対策グッズを常備
現在はさまざまな熱中症対策商品が販売されているので、それらを常に携帯することで熱中症予防に努めましょう。例えば、熱中症予防用の飴や経口補水液、体温を下げるためのヒンヤリグッズなどが挙げられますね!これらのグッズは手軽かつ効果的ですので、現場に余裕を持った数を常備をして、作業員の方々に配れるようにしておくことが理想的です。
3.小まめな水分補給や休憩
こちらは熱中症対策の定番になりますが、小まめな水分補給や休憩をするようにしましょう!水分補給は最低でも20~30分ごとに行い、休憩は1時間に1回とることが熱中症対策として理想的です。とはいえ、作業をしていると水分補給や休憩を忘れてしまうこともあるので、お互いに声を掛け合うなどして徹底していきましょう!
WBGT(暑さ指数)を要チェック!
以上、熱中症予防に大切な3つのポイントをご紹介させていただきました。ただ、いくら予防していても熱中症、もしくはその疑いのある状態になってしまうことはあるものです。そこで、今の自分の状態を正確に把握するため、カシワバラでは“WBGT”という暑さ指数を常にチェックして作業を行うことを推奨しています。
WBGTとは?
それでは、WBGTって何?という方に向けて、簡単にご紹介させていただきます!
もはや世間では常識的な考え方となりつつあるWBGTですが、暑さ指数とも言い換えられ、人の体と外気との熱のやりとり(熱収支)に与える影響の大きい「気温」「湿度」「輻射熱(ふくしゃねつ)の3つの要素を取り入れた指標のことです。簡単に言うと、体感温度と乾球温度(温度計の示す温度)から割り出される、
熱中症の危険度を判断する数値、ということになりますね。つまり、WBGTの数値がいくつかを知ることによって、その場所が熱中症の危険のある環境かどうかを客観的に判断が可能になります!
表を参考に、みなさまもWBGT値を活用した熱中症予防をしていきましょう!そして、作業現場に温度計とともにこの表を貼り出すことで、熱中症をより意識できる現場づくりに励んでください。
まとめ
今回は暑い夏を乗り越えるための熱中症対策についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?これからの時期は熱中症が多発する時期ですので、今回ご紹介した熱中症対策を徹底して、熱中症にならないように気を付けていただければと思います。また、プラントや建設現場では、お客さまの指示や方針を確認の上で、熱中症対策を行なっていきましょう。
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